校長室より

◆2017年5月16日(火曜日)

校長講話【人権月間に寄せて】

 

金子みすずさんの詩

 今日は、「いじめについて考え人を思いやる」事について話します。

 学校教育目標は、みなさんが知っているとおり「やさかの心」です。やさかの「か」はかわいがる心情、つまり「思いやりのある生徒」ということです。人権月間ではその目標を実現していくことを目指します。

 

 皆さんも知っているかと思いますが、「いじめ防止対策推進法」第4条で「児童・生徒はいじめをしてはならない」と定められています。

 今日は、「いじめ」について考えてみましょう。

 新聞報道にとても深刻な記事がありました。福島第一原子力発電所の事故により、避難生活を送っていた中学1年生が、小学校のときにずっといじめを受けていたという記事です。名前に「菌」を付けて呼ばれたり、「賠償金を持っているだろう」と同級生からゲームで遊ぶお金を負担させられたりしたと書かれていました。読んだり聞いたりした人はいますか?とてもひどい出来事です。もう一度「東日本大震災」の被害を受けた人達のつらさ、苦しみを生む「いじめ」について考えてみませんか。震災のつらさだけでなく、避難してからもいじめられるという二重の苦しみを味わわなければならない人達の苦しみを想像できますか。自分に置き換えて考えてみましょう。耐えられますか。自然災害は避けられません。でも「いじめ」は人間が起こすのです。だから起こすことを防げるはずです。

 

 金子みすずさんの作品にこんな詩があります。(全校で朗読)

 

 この詩は「上・中・下」それぞれの雪のつらさ、大変さ、さみしさを詠っています。人も同じ、互いに思いやることの大切さが伝わってきますね。この詩は、想像力の大切さも教えてくれています。自分のことだけでなく、相手やまわりの人、隣の友だち、いろいろな立場の人を想像し、思いやることを教えてくれています。短い詩なので暗誦してみてください。声に出して詠むと一層心に響いてきます。

 

以上でお話を終わります。